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保存会は小学校でも神楽を教えている。学校のクラブという形は取っていない。小学校で神楽を経験した人で保存会に携わっている人もいる。小学生男子の3~6年生を集めて、毎週数人に分けて特定の演目を教える。小学校での神楽の経験者は、中学生になると受験、高校になる受験と就職でなかなか神楽には関わらない。後継者作りに苦心している。
話者が25、26年以上前に小学校で教えた子ども達の中に、30代になって保存会に入る人もいる。当時、「大きくなったらやれよ」と声をかけていた子ども達が、8人ほど実際に神楽を舞っている。中学生には、経験者有志が青年文化祭に「子ども神楽」として参加していた。そのときは保存会と同様に神楽を習う。
話者は、現在指導者的立場にある。親友会結成当時のメンバーで今も保存会に関わっている人は少なくなってきた。
神楽で使用する道具は、地区によって継承されてきたもので、集会所で管理していた。神輿は天神社に保管してある。神輿を担ぐ人は、青年会から、親友会、地区全体の人へと変化してきている。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
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