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山元町の3分の1が浸水、死者600名、2,500世帯が被災(全半壊一部損)した。復興計画が平成23年12月12日から議会にかけられており、浸水地域は、新築の住居は不可、倉庫、神社などは再建、新築可能な第1種に指定された。
12月5日に文化財保護委員会の町内の文化財の被災状況についての調査が行われた。笠野地区の八重垣神社はすべて津波で流出、町の有形文化財の指定を受けていたが、解除の方向性(平成24年1月末の教育委員会で審議予定)である。しかし、お神輿が見つかったため、夏祭りで行われる神輿を使った「浜降り神事」を無形文化財として指定する方向を模索している。
ただし、祭りを無形文化財化すると、継承者の問題がある。新たな新築住居は不可能だから、地区に住んでる人がいない状況でどうやって伝えていくか。昔住んでいた人、地域にかかわる人など、誰を継承者とするのかが問題となる。
町の祭りはできる形で開催している。6月ふれあいまつりは、産業祭であり、各地から寄付で物産市を行い、売り上げを全額寄付してくれた。11月3日に行った中浜の秋祭りは、商工会が中心になって、いちご、りんご、ほっきなど町内の物産を売りだした。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
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