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旧暦6月15日に行われる。笠野と新浜区が合同で行っている祭り。夜には花火を打ち上げていた。夜店も出ていた。区の総会時に八重垣神社の総会も行う。区の中にも入っていない人もいるが、区としては八重垣神社のお祭りを区をあげて応援していくという体制をとっている。だから、班長もそれぞれ役割を担っていたりする。ただ、確実にその日に行われる訳ではなく、週末にあわせて行うことが多い。
笠野地区は昔からきゅうりは食べなかった。その昔、きゅうり畑に隠れて命を守られた村人がいた。そのため、笠野の人たちはきゅうりを栽培し売るということはしても食べなかった。少なくとも、話者のひとつ上の世代は食べなかったようだ。
他には、1月1日に八重垣神社へ新年のあいさつを行う。地区の主催で行われ、新浜・笠野両地区の役員を集めて祈祷する。あとは、台風シーズンである9月にそれぞれの部落の境のところにお札をはる(台風前に行う)。それもBさんが拝んで、境に貼っていく。
今年の1月1日に祈祷を行うのか、という問いに対しては、祈祷料などの問題があるからどうなるのかはわからない、という。笠野の区長は名取にいるし、新浜の区長との話し合い次第ではないかと思う。ある程度のお金も準備しないといけないし、区としても悩むところではある。区費は町からの予算ではなく独自に徴収しているもの。現在区費も徴収していないし、予算の問題があるからだという。かつて公会堂を作るために1軒あたり6万ぐらい積み立てをしていた。10年ぐらいかかったが、住民の中に反対派がいたりなどあって色々揉めた。その後、宝くじ事業の助成を受けて建てられるということになったが、その後震災もあって結局建てられなくなったので、1万円を区で徴収して、皆に5万ずつ返した。そのお金や特別積立金として残しておいたお金を切り崩しながら、現在は区に関する経費として使っている。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
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