E-2 名取市閖上地区

2011
E-2 名取市閖上地区
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[調査日]2012 年 1 月 26 日(木)

[報告者]
沼田愛 
[調査者]
赤嶺淳 
[補助調査者]
沼田愛 
[話者]
(1)E031名取市文化財保護審議会委員/元小学校教員(1926年生れ - 女) 
大漁唄込み(踊)・大漁祝い唄(踊)の由来

 大漁唄込みの歌は、仙台の殿様(伊達家)との由縁のある歌である。朝鮮出兵(文禄・慶長の役)に参戦した伊達家は、食糧難で苦戦していた。ちょうどそのころ大阪を目指していた太郎丸は、シケにあって朝鮮にたどり着いた。太郎丸に積んであった食料で伊達家の武士は助かった。太郎丸が閖上に戻る際に、歌の上手い船頭を乗せて帰ることになった。このときに船頭が歌った歌が大漁唄込みの歌である。伊達家が名取川でサケ漁の視察に来たときには、大漁唄込みの歌と踊りを見せた。これが、大漁唄込みの歌と踊りの由来である。
 これに対して大漁祝い唄は、大漁の時に漁師が歌うものだが、閖上独自のものではなく、明治期に銚子から入ってきたものだといわれている。大漁祝い唄には、昭和27年ころ婦人会で踊りをつけ、全国大会にも出場した。振付を誰がしたのかはわからない。

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