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浜市地区は牛網地区と隣接しており、河口側が浜市、石巻側が牛網である。浜市には浜市漁があり、港養殖や漁で収入を得ている家もあるが、農家をしている家もある。浜市地区は一つの通り沿いに大きな屋敷が密集していた。話者は、小野から、浜市、矢本へと続く街道が関係しているのではないかと話者は考えている。昭和50年代に浜市地区の古民家調査を実施したときには、茅葺き屋根の家もあった。しかし、平成15年の宮城県北部沖連続地震で家を改築、修復した。死者はいなかったが、全壊、半壊の家屋が相当数あった。石巻、矢本、鳴瀬でも家屋の被害はひどかった。平成15年に修復してから、それほど時間が経たないうちに昨年の津波の被害を受けた。今回の被害は浜市地区住民にとって痛手となっている。
話者は、浜市の宗教施設は石上神社、津龍院などがあると『鳴瀬町誌』を参照しながら説明した。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
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