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大曲浜の獅子舞は震災後活発に活動しているが、その中心は、40代の会長、副会長である。この2人は、会長が前職がトラックの長距離運転手で現在は訪問ディ・ケアの会社社長。副会長は市役所勤務である。この2人は高校の先輩後輩で、若者を集め、一度停滞した同好会を震災前に「復活させ」た。この際に大幅な世代交代を進め、「きちんとした長老」から教えを受けつつ、実際には保存会として、地域住民のために、地域住民のシンボルとして再々出発がはかられ、現在にいたる。これが第2の転換期。
今の中核を占める30代の役員は中学校の時の文化祭で獅子舞をするようになり、そのメンバーを中核に立て直した。主な行事は正月の獅子舞と結婚式などの披露宴で舞う。最近は知り合いから祝いの席に招かれることも多い。
自動車中古販売会社の創立10周年の際に公演(1月28日)。この際には、獅子舞いだけでなく、主に会員の子供(女の子が中心)が舞いをまった。開催者からの祝儀、出席者の祝儀、そして主食が振る舞われる。
獅子舞いだけでなく、齋太郎節、さらには子供の舞いもセットにしてやっている。この子たちは、16-7年前から獅子舞いを中学校で教え始めたが(中学校全体ではなく、公民館で大曲浜の子供を対象に)、やはり今の時代を考えると女子の部分があった方がよいので、加えるようになったことを引き継いでいる。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
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