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・被災状況地盤が関係しているのか、新山地区での震災での家屋に対する被害はそれほど大きくはなかった。家もガラス戸が落ちただけで、他は特に落ちていたり割れたりということはなかく、倒壊も1軒だけ。半壊になった宿が1軒移転した。
ただし津波で舟が全部流されたのと港が地盤沈下で浸水してしまって、船を泊めることができない。海にもガレキがあるし、丘にもガレキがある状態。さらに、その後に来た台風の被害が大きかった。皆パニック状態になり、避難しようにもできないから家にいるしかなかった。車が5台も6台も流されていった。また、道がふさがれて、しばらく車で通行が出来なくなった。震災後は漁が出来なくなったのでがれき処理の仕事をしている。唯一お金がもらえる仕事。自分たちが携われるのは海のがれき処理で、陸のはそれ専門にやる人がいる。近頃海のがれきも減ってきた。舟がどこかからもらえるという話もあるが、自分たちには待つことしかできない。震災(台風)後は浜の人口もだいぶ減った。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
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