Q-1 南三陸町戸倉波伝谷地区

2011
Q-1 南三陸町戸倉波伝谷地区
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[調査日]2012 年 2 月 26 日(日)

[報告者]
政岡伸洋 
[調査者]
政岡伸洋 
[補助調査者]
岡山卓矢 ・ 遠藤健悟 ・ 大沼知 
[話者]
(1)Q120(1954年生れ - 男) 
仕事の開始とがれきの撤去作業

 仕事をはじめたのは、5月から6月くらいである。残った船で、まず海の調査の仕事やがれきの撤去作業が始まった。がれきの撤去作業は、漁協の指導のもとで行われ、海中および沿岸部に流れ着いたものが対象であった。話者は、漁協の役員を務めていたことから、5月頃から始めていたが、役員以外の者は6月ごろからこれに従事した。この頃までは、漁協も誰の船が残っているかわからなかったという。また、残った船も港が完全に破壊されているため、沖に停泊させていたが、3月後半にあった時化で壊された人もいた。なお、がれきの撤去作業は12月頃まで行われた。
 これと並行して、7月に流れてきたメカブを利用し、ワカメの種をつくったり、カキ養殖再開の準備も始めていった。時期を逃すと、収穫できなくなるからである。養殖期間の短いワカメをまず最初に始めた。

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