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話者家はもともと契約講に入っていなかった。ヤマッコという屋号の通り、他の家から少し離れた場所にあったためだ。以前の契約講は戦時中の移転でいったん中断した。現在の契約講は、昭和21年に再創設されたもの。20軒ほどが加入。このあたりに住んでいる宮内出身者を、Sさんがとりまとめた。「民主宮内契約会」と書かれた帳面が残っている。
契約講では毎年3月に移動総会を行っている。参加者は20名ほど。よほどのことがない限り、一軒から1人必ず参加する。会費は8,000円。県内のどこかに日帰りで出かける。総会の幹事は4つの班で輪番。2月に当番の班が集まり、行き先などを決め、準備をする。バスの手配がたいへん。
契約講の収入は葬儀手伝いの御礼など。他は行事ごとに参加費を徴収しており、年会費はない。
講長の仕事は葬儀の際の差配など。ある家が津波で一家全員犠牲になり、その葬儀を契約講で手伝った。前の講長さんが几帳面な方で、いろいろ書き留めてまとめてくれていた。自分も引き続きに滞りがないよう、重要事項をパソコンに入力している。移動総会の一覧も作った。
最近は、子供が学校でいじめにあって仙台へ転出し、講を脱退した人、引っ越すわけでもないが、付き合いをめんどくさがって脱退した人もいる。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
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