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明治末期頃までは、その年の年長者が唄い、そのあとに続いて囃して各家々に唄いこんだが、その後に元唄をなくし、囃しのところだけで唄いこみをおこなっていた。昭和23年に、畠山吉雄氏が新たに作詞をして現在まで唄い継がれている。昭和55年(1980)に旧歌津町の無形文化財の指定を受け、ささよ保存会が発足し、初代会長には畠山吉雄氏が就いた。法被はこの時に揃えた。
歌詞
1. おめでたい あらよう 三めでたい かさなるとえー
2. お船玉 あらよう とらせるさかな さづけたまえやー
3. 雨がふる あらよう 船戸にかさを わすれきたどえー
4. 呼べば来る あらよう 呼ばねば来ない せきの水どえー
5. あれを見ろや あらよう しまかめ山の ゆりの花とえー
6. けせんざか あらよう 七坂八坂 九坂とえー
7. 十坂めには あらよう かんなをかけて 平らめるとえー
8. おらが寄木浜 あらよう 漁のある浜だ おめでたいやなー
9. みなといり あらよう ろかいのちょうし いりこむとえー
ささよー よいとこーら よいとなーえー
へんややー へんややー へんややー
東日本大震災発生後は文化庁の「文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」と東日本鉄道文化財団の支援によって、太鼓と法被などを新調した。今年は大太鼓2台を他地区から借用して開催した。大太鼓に関しては、新たな助成事業を申請することを検討中である。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
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