M-1 東松島市矢本大曲浜地区

2011
M-1 東松島市矢本大曲浜地区
(PDF) 

[調査日]2012 年 1 月 28 日(土)

[報告者]
岡田浩樹 
[調査者]
岡田浩樹 
[補助調査者]
岡山卓矢 
[話者]
(1)M091大曲浜獅子保存会会長/在宅介護サービス会社代表取締役(生年不明 - 男) (2)M093大曲浜獅子保存会副会長/仮設住宅自治会会長(生年不明 - 男) (3)M092話者①の父/74才(生年不明 - 男) (4)M094矢本在住/齋太郎節歌い手/76才(生年不明 - 男) 
メディアを通した獅子舞の復活

 震災後の一連の獅子舞の復活についてはテレビの取材を受け、ドキュメンタリーでBSフジ(10・24)で放送され、東北放送でも12月2日に放送された。またもう一度放送する予定である(3月3日BSフジ「夢の食卓」でわかめ漁の復活を中心に番組構成)
 →今回の調査では、TVプロダクション(うるるん旅行記の企画・取材プロデューサーとカメラマンが今回の調査でかなり同行)。そうした縁で石川さゆりの被災者支援CD録音(盆踊り歌)で、父親や話者④など5名の齋太郎節の歌い手が東京の録音に参加した。イントロで歌っている。

 ともかく情報とモノが不足し、浜は全部やられたので、まずは捜索に追われた。
 大曲地区の住民は矢本運動公園とグリーンタウン矢本の被災者住宅に分かれて住んでいるが、中には個人のつてで住宅に住んでいる者もいる(会長宅)。すでに3分の1は市外に出たかもしれない。
 (東松島市大塩緑が丘、グリーンタウンもとや②&③仮設住宅自治会(入居者300戸、750名)

 獅子舞に関するほとんどの資料や、道具(獅子、はっぴ、太鼓など)もほとんど津波で流されたが、獅子舞の保存会の記録については一部水をかぶったものの、読み取れる形で書き置きが見つかった。日本財団の助成を受けて獅子人間文化財?の人につくってもらったが、やはり違う。目や顔つきがこっちで作ったものと違う。この獅子は東京で公演するときに使うことになっている。太鼓は玉造神社に置いてあったが、神社も流され、まったく別のところで見つかった。はっぴなどを財団の助成で作ったことは大きい。
 今の獅子舞い保存会の仮事務所(矢本市内)は普段は誰も住んでいないが、ここに獅子頭、太鼓やはっぴなどを置いてあり、また前後打ち合わせなどや行事の前に集まったり、ちょっとした飲み会はできる。ただし普通の家なので、いつまでもいるわけにいかない。
 練習は別の場所でしている。

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