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田代島には2つの集落があるが大泊では、昔は春祈祷で、一戸ごとに神職が回った。今は1月9日(前後)の日曜日に本祭と祈祷を一緒にする。2012年はお祭りはなかった。大泊の集落はもともと14世帯くらいと少なかったのが震災によって5世帯くらいになり、祭の維持は難しいだろうと思う。
もうひとつの集落、二斗田では大泊と同じ日に春祈祷を行っていた。前の宮司の代では一軒ずつ回っていたが今は行われていない。
旧9月9日前後の土日に前夜祭と本祭がおこなわれる。昔は神輿も出したが今はない。
二斗田は遠洋漁業従事者が多く、船主も多かった。現在でも3人いる。そのため、お祭りはとても賑やかに行われる。前夜祭で行われる演芸会の様子をビデオに撮って遠洋の船に送ったりしていた。神社(稲荷神社)も船主が半額出して建立した。
田代島の獅子舞は、牡鹿地区の他の地域のものと全く違う。舞台で奉納する。
田代島と網地島はもともと島流しの流刑地だったが、特に田代島は政治犯など刑が軽いが、上流の、あるいは学のある人の集まる場所だった。そのことが関係しているかもしれない。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
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