0件
多賀城市八幡地区の国道45号線北側の一帯は、もともと田畑で、昭和17年の海軍工廠建設にともない移転させられた農家が移り住んだ土地である。移転させられた旧沖区(中谷地村、宮内村、原村)の家々は、それぞれ固まって住んでいる。一部の住人は市内の笠神や、隣接する仙台市、塩竃市にも移転している。平成23年3月11日の震災では、移転前の土地には3メートルの津波が襲ったが、現在の住まいでは1階床上浸水程度にとどまった。昔のままの土地に住んでいたら、大変なことになったと思っている。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
ページトップ