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月浜の集落地(地元の人はハマと呼ぶ)は、全戸が津波の被害を受けたことから、今後居住地としては利用できなくなり、集団移転が検討されている(この話を聞いた時点では、調査者はまだそのことを知らなかった。その詳細は、翌日の月浜区長との面談で知った)。しかし新しい居住地は、限られた宅地を希望者に均等に配分するため、震災以前の民宿の規模を保つことはほぼ不可能になる。話者は、規模を縮小し、10名程度を最大定員とする自宅兼民宿として再開することを考えているという。ただしこの規模で経営の採算がとれるのかは未知であり、話者の父は、自宅とは別に民宿の用地を確保して、従来の規模で再開したいという希望をもっているという。
宮城県地域文化遺産プロジェクト
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